寒川町教育委員会では、人口減少・少子化の進行による将来的な学級数の減少などに対応するため、町内の小中学校を8校から6校へ再配置するための具体的な検討を行なっている。このほど、最終配置案の2案(左枠参照)が示され、これらの検討状況などを説明し意見を募る「地域懇談会」が5月28日(日)・31日(水)・6月3日(土)に町内の各会場で開かれる。

町内の小中学校の子どもの数は、今後約20年で20%程度減少すると推定され、学校の小規模化や建物の老朽化が課題となっている。

2021年に策定された「町公共施設再編計画」を基に小中学校の再配置について検討・検証がされた結果、「8校から6校への再編が適正」とされた。内訳は小学校4校、中学校2校。

昨年6月には基本方針が策定され、学校長や有識者などで構成される検討委員会で協議を進めてきた。同11月までに再配置候補パターンを4案まで絞り、学校規模や通学条件、整備費用などを改めて比較検討し、最終配置案の2案を選定した。

懇談会を実施

町教育委員会では、5月28日(日)・31日(水)・6月3日(土)に、小中学校の再配置について意見を募ったり議論を行う「地域懇談会」を開催する。

会場は、5月28日はシンコースポーツ寒川アリーナ1階多目的室、31日は同アリーナ3階会議室ABC、6月3日は寒川町民センター1階展示室1。時間は、ともに午前10時から正午まで、午後2時30分から4時30分まで。3日間とも内容は同じで参加自由。また、全日程でオンライン(Zoom)参加も可能。

懇談会後、最終配置案について検討委員会で再度検討・修正が行われ、町教育委員会として8月下旬までに方針を決定する予定。

検討委員会の公募委員を務める30代男性は、「母校が無くなることは残念です。ただ、今回の懇談会を契機に『未来の』子どもたちや地域の人にとって、寒川らしい学校づくりにつながるといいなと思っています」と話した。

オンライン参加希望はは、町教育政策課【電話】0467・74・1111まで、名前、住所、連絡先、参加希望日・回、年齢、職業を伝え、申し込みを。