清川村で今年も新茶の摘み取りが始まり、5月初旬には収穫のピークを迎えた。JAあつぎ管内では「やぶきた」「つゆひかり」「おくみどり」の3品種が栽培され、約35トンの出荷を予定。生産者の出荷場所である煤ヶ谷の荒茶工場チャピュア清川では「晩霜の被害も少なく、新芽も均一にそろうなど、良質なお茶が期待できる」と話す。

同村の茶栽培の歴史は古く、1967年に山村振興として開始。現在では、村内3分の1の農地で茶が栽培され、同村の基幹作物となっている。茶に適した気候と風土、地理条件により、味や香りに優れた品質の高い茶が収穫できるという。