阿久和川の岡津町付近で清掃や除草など環境整備活動に長年取り組む「集いのまほろば水辺愛護会」(北島良三会長)がこのほど、公益社団法人「日本河川協会」から河川功労者表彰を受賞した。同愛護会は25年にわたり、月に1回のペースで活動を続けている。

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阿久和川は瀬谷区三ツ境付近を源流とし、泉区、戸塚区を流れる延長5・44Kmの二級河川。同団体は1998年の結成以来、西田橋から不動橋までの約300mにわたる両岸の遊歩道や川岸などの整備を続けている。地域のお祭りや餅つき大会の会場としても利用され、地域の憩いの場としての役割も担う。

現在会員は35人。月に1回のごみ拾いなどの清掃活動のほかに草刈りも実施。川辺にあるトイレ掃除は毎週行っている。

このような活動を通じて、地域の活性化、周辺住民の河川愛護精神の醸成に貢献したことが評価され受賞にいたった。北島会長は「メンバーの高齢化など十分な活動が難しくなり始めている。現役世代や小中学生も参加しているが、地元で新しいメンバーを募集したい」と話す。毎月の活動は第3日曜日の午前。