厚木フュージョンスポーツクラブ(石田正人代表/妻田北)に所属する白須篤人さん(南毛利小6年)が、5月13日・14日に群馬県のヤマト市民体育館前橋で開催された「第10回全日本トランポリン競技年齢別選手権大会」の11―12歳男子で優勝。今年11月にイギリス・バーミンガムで開かれる世界年齢別大会の日本代表に選ばれた。

同大会は、世界年齢別トランポリン競技大会の日本代表選考を兼ねており、白須さんは同部で優勝したことに加えて、上位2位以内で派遣標準得点を突破したため、日本代表として世界大会への出場が決まった。白須さんは大会での演技について振り返り、「本番前の試技がすごくうまくできたので、自信を持って臨めた。全部通して演技できたのでほっとした」とはにかむ。

フィジカル強みに飛躍

白須選手は、物心ついたころから近所の公園にあったトランポリンのような遊戯に夢中になり、就学前には母親から勧められトランポリン教室に。間もなく「本格的にやってみたい」と、厚木フュージョンスポーツクラブに通うようになった。徐々に頭角を現し、昨年は全日本の10歳の部で優勝したが、世界選手権出場は11歳以上のため対象にならず、今年は見事に手が届いた。

コーチの石田代表は白須さんについて、「フィジカルが非常に強く、力強く減点が少ない魅せる演技が出来るところが魅力。跳躍の高さもあり、さらには高難度の技を人一倍早く習得出来る能力がある」と評価。「世界大会では、メダルに手が届く位置にいると確信している」と期待する。

トランポリンの魅力について白須さんは、「これまでは跳んでるだけで楽しかったけど、今は新しい技を成功することができたり、成績が良かったりするとさらにうれしい」と満面の笑み。

「海外自体が初めてなので、観光も含めて楽しみたい」とする一方、「大会までに技の完成度を高め、精度を上げていく。メダルを目指したい。将来はオリンピックでメダルを獲りたい」と力強く語った。