青葉区内の中学校野球部に所属している生徒有志による混成チーム「青葉ベースボールアカデミー」が、5月に平塚市で開催された「第23回あじさいリーグ中学生野球大会」で初優勝し、8月に行われる全国大会への切符を手にした。

この大会は、中学野球の集大成となる大会の1つに位置づけられている「全国中学生野球大会in岩手」の神奈川県予選を兼ねており、県内から8チームが出場。4チームずつ2つのリーグに分かれて予選が行われた。

青葉ベースボールアカデミーは予選Aリーグの初戦で秦野クラブと対戦。8対2で勝利すると、続く座間クラブにも5対4で競り勝った。予選最終戦のひまわりBBC戦も2対0と完封勝ちをおさめ、予選リーグを1位で突破。決勝へと駒を進めた。

決勝の相手は、予選Bリーグを無失点で勝ち上がってきた港北クラブ。1回表に2点を先制されるもその裏に3点を取り返し逆転。3回に同点に追いつかれたが、4回裏に2点を勝ち越し、そのまま5対3で逃げ切った。この結果により、青葉ベースボールアカデミーは、神奈川県代表として8月5日から岩手県で行われる「全国中学生野球大会in岩手」に出場を決めた。

同チームの坂脇寛人代表は、「全国の舞台でも躍動できるように文武両道の中でしっかりと準備して、日本一を目指して頑張ります」と意気込んでいる。

青葉ベースボールアカデミーは、青葉区内の中学校野球部員と顧問たちで立ち上げた、部活動補充型のクラブチーム。スポーツ庁発出の「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」により、土日どちらか1日の活動制限がかかる中、「もっと野球をやりたい」「もっと野球が上手になりたい」と願う部員と教員が一緒になり、活動している。