岸谷在住で区内ダンススタジオWAAAPSに通う間瀬なのはさん(16)が、8月に行われた「RedBullBCOne」東京予選のB-Girl部門で初優勝を果たした。間瀬さんは9月10日に行われる日本大会の優勝を目指す。

全国5地域で日本大会出場権をかけた予選会が行われ、同大会で優勝すると世界大会への挑戦権が得られる。WAAAPS代表の相澤竜太さんは同大会について「オリンピックに並ぶ、ブレイキン(ブレイクダンス)では最も権威のある大会の一つ」と話す。

今回が同大会初めての参加となる間瀬さんは、東京以前に行われた各地の予選会にも出場。しかし、各予選会で惜しくも準優勝で、日本大会への出場権を掴めなかった。

4度目で日本大会掴む

そして、4度目の予選出場となった東京予選。16歳以上の約300人が出場するなか、「これまでの予選会で悔しさもあったけれど、日本大会に出場するという強い気持ちがあったので、集中力を切らさず挑むことができた」と間瀬さん。型にはまらないオリジナルの動きを取り入れ、予選と決勝で他を圧倒して優勝を掴み取った。間瀬さんは「優勝できてホッとした。日本大会は凄く楽しみで、優勝はもちろん、自分のダンスがどういうものかを知ってもらうために踊りたい」と笑顔で喜びを語った。

昨年にはパリ五輪のブレイキン強化指定選手に選ばれるなど成長を続ける間瀬さんだが、直近は思うような成績が残せず苦悩した。しかし、ダンスにオリジナルの動きを加えるなど練習を重ね、結果もついてきた。

日本大会は大阪で開催。優勝し代表として世界と戦うことが目標だ。