秦野ロータリークラブ(山口宏会長・以下秦野RC)の例会が9月5日に秦野商工会議所で行われ、秦野ロータリークラブ奨学生2人が卓話に登壇した。

秦野RCは1971年度に創立10周年記念事業で『財団法人秦野ロータリー交通遺児等奨学基金』を発足し、交通遺児等への支援を開始。2014年に『公益財団法人秦野ロータリー奨学基金』に移行し、交通遺児に対する奨学制度に加え、経済的な理由で大学等への進学が困難な人へ奨学金を支給している。

今年度は4人の奨学生を支援しており、卓話には相原和輝さん(東海大1年)と汀天音(みぎわあまね)さん(専修大1年)が参加。大学で学んでいることなどを話した。「奨学金があることで生活が楽になっている。前期ではあまり動けなかったので、今後ボランティアなどもやっていきたい」と相原さん。汀さんは「多くの人と関わり自主的な行動ができるよう、ボランティア活動にも力をいれている。幅広く活動し、自分のキャリアに生かしていきたい。奨学金がなければ大学に行けなかったので、本当に感謝している」と語った。

若干名を追加募集

秦野RCでは2024年度奨学金の追加募集を若干名行う。

条件は【1】24年度中に大学または短期大学に進学予定、【2】申し込み時に直近3年間秦野市に住所があること、【3】2022年中の保護者の収入が合計426万円以下、【4】高等学校等の学業成績が5段階評価で全科目の評定平均3・5以上であること、この4つの要件全てを満たす人が対象。支給額は一律30万円。申請方法は秦野市学校教育課に必要書類を提出する。

募集期間は10月2日(月)から27日(金)まで。問い合わせは秦野ロータリークラブ奨学基金事務局(市学校教育課内)【電話】0463・84・2785へ。