記録的な猛暑となった今夏。伊勢原市では8月に熱中症の疑いで救急搬送されたのは20件、前年同月から7件増だった。9月以降も厳しい残暑が予想されることから引き続き熱中症への警戒が必要だ。

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市消防本部によると熱中症による救急搬送は5月に3件、6月に2件、7月14件、8月に20件で、5月から8月までの搬送者は累計で39件となった。

このうち65歳以上の高齢者が18人、18歳から64歳までの成人が16人、7歳から17歳の少年が5人、軽症が18人、中等症が21人だった。

39件のうち、屋内での発症が24件、屋外が15件。搬送者は屋外での作業中やイベント準備中だったり、屋内ではエアコンや扇風機を使用していなかったりするケースなどもあった。また、高齢者では十分な水分補給をしていなかったケースや、夜中にエアコンの冷暖房スイッチの切り替えミスなどで発症するというレアなケースもあったという。

消防本部では熱中症対策として「室内温度の適正な管理はもちろんのこと室内外に関わらず、スポーツドリンクなどでこまめな水分補給を心がけることで熱中症の予防に繋がる。また、高齢の方は暑い日の無理な外出はなるべく避けるようにしてほしい」と話す。

熱中症の初期段階として暑い場所にいても汗をかかなくなる、頭痛や体のだるさ、筋肉がつる、こむら返りなど、普段の自身の状態と異なるような症状や異常が出た場合は注意が必要となる。「ギリギリまで我慢せず、重症化する前に、119番に通報を」と市消防では呼び掛けている。