太田道灌を大河ドラマに!推進実行委員会など市民団体がこのほど、高山松太郎伊勢原市長と懇談。太田道灌を大河ドラマにするためのこれまでの市の協力に感謝を伝えるとともに、市内に歴史資料館・博物館の整備や道灌公の銅像建設などを要望した。

今回市長に要望を出したのは「伊勢原市に歴史資料館・博物館を太田道灌像を大山IC地区計画内に作る推進委員会」(三上利栄委員長)。会は、大河ドラマに!推進実行委員会のほか、いせはら観光ボランティアガイド&ウォーク協会や伊勢原手作り甲冑隊、伊勢原生涯学習ボランティア協会など市内で活動する市民団体メンバーが中心となって立ち上げた。

この日は県内外の道灌ゆかりの地で大河ドラマ実現のために行ってきた署名活動が、30万筆に迫っていることを高山市長に報告。さらに、市内に歴史資料館・博物館の整備と、伊勢原大山インターチェンジ周辺地区計画公園内に、太田道灌の銅像建設などを要望した。

三上会長は「県内に歴史資料館がないのは伊勢原市と座間市のみ。座間市には建設計画はあるとのことなので、伊勢原を歴史・文化都市にふさわしいまちにするためにも、早急な整備が必要と考えている」と話す。

同会は歴史資料館などの整備実現にむけ、署名活動を始めている。今年12月までに署名2000筆、来年3月までに5000筆を集め、その都度議会に提出できるよう活動を展開していきたい考えだ。さらに「歴史資料館などが整備されれば、大河ドラマの実現に向け大きな一歩になる。そうなると観光客を誘致でき、経済効果も期待できる。市の発展にも役立つはず」と自信をのぞかせている。

署名推進の集い参加者募集

同会は、「伊勢原市に歴史資料館と道灌像を大山IC地区計画内につくる集い」を9月20日(水)に中央公民館で開催する。

午後1時30分から4時まで(予定)。対象は同委員会の趣旨に賛同する個人・団体でだれでも参加できる。当日は、活動の概要説明や意見交換などを行う。

問い合わせは同委員会【携帯電話】080・5513・1016三上さんへ。