あす9月23日は「手話言語の国際デー」。これに合わせ、手話言語の理解促進を図るイベントが同日、新江ノ島水族館で開かれる。午後3時30分から7時。
ゲストにアーティスティックスイミングで北京五輪に出場した青木愛さんが登場。2025年東京で開催されるろう者の五輪、デフリンピックに出場する神奈川代表選手と対談するほか、手話をつかったコメディーや、聴覚障害のある人が活躍するダンス、フラといったショーも用意されている。手話接客によるコーヒーのテイスティング、手話通訳付きのイルカショーも企画。手話通訳、要約筆記(手書き)もある。
国際デーは手話が音声言語と対等であることを認め、ろう者の人権が保障されるよう2017年に国連が定めた。各国の公共施設やランドマークなどを青くライトアップし、社会とろう者たちとの連携を示す。同会場では午後6時30分に点灯式を実施する。
市内に拠点を置く神奈川県聴覚障害者連盟理事長でイベント実行委員長の河原雅浩さんは「手話言語によるコミュニケーションは共生社会実現の第一歩。聞こえに関係なく人とつながれる瞬間にしたい」と話す。
参加無料。水族館内は入場料が必要。