港南区上大岡東在住の滝口直之さん(60)が「第44回全日本マスターズ陸上競技選手権大会2023山口大会」の男子800m・M60クラス(60歳から64歳)で、このほど優勝を収めた。滝口さんは2度目のマスターズ挑戦で栄冠に輝いた。

「安心した」

山口県の維新みらいふスタジアムで行われた男子800mには全国から12人のランナーが参加。今年6月の横浜市記録会で2分16秒62の快走を見せ、M60の日本記録を20年ぶりに更新した実力を持つ滝口さん。2019年にM55(55歳から59歳)クラスでマスターズに挑戦したが、この時は7位とメダルを手にすることはできなかった。

コロナ禍もあり4年ぶり2度目のマスターズに挑戦した滝口さんは「最初の1周目(400m)で差がついていたので、メダルが取れるのでは」と冷静なレース運びで優勝した。タイムは2分20秒81と自己ベストには届かなかったが2位と10秒以上差をつける圧巻の走りを披露。

800mの日本記録を持つ滝口さんは「安心したのと優勝できて嬉しい気持ちがある」と話し、「年齢的にピークは過ぎているけど、ペース配分や力の入れどころなど、走り方を工夫して2分15秒台を出したい」とさならる日本記録更新を目標にしている。

また、滝口さんは今大会、1500mにも出場。12人中2位の成績で銀メダルを獲得した。優勝したのは同年代の神奈川のライバルランナーで「また勝てなかった悔しさはあるけど、悔いのない走りだった」と笑みを見せた。山口県から戻り神奈川マスターズの800m、1500mに出場した滝口さんは2冠を達成し、その実力を遺憾なく発揮した。