東日本大震災が発生して今年で12年が経過した。甚大な被害を受けた地域のひとつ、大船渡市への支援が今も区内各地で行われている。

全小学校に寄付

相模大野で英会話教室を開催する「フレンドシップ相模原」は、震災発生以降、大船渡市の全小学校と支援学校の計12校に義援金を贈る活動を行ってきた。

金額は1校5万円、支援学校に3万円。費用は会費やバザーの売上金から捻出し、毎年1校ずつ支援していた。会員の織江なち子さんは「子どもたちを励ますためにと皆で話し合い、教育活動に役立ててもらおうと始めた」と当時を振り返る。

現地で教職員を務める佐々木えみさんの協力を得て、各学校に活動の趣旨を説明。義援金を届けてきた。学校から、テーブルや玉入れ籠の購入費用に充てたという報告や感謝が寄せられたという。

活動12年目を迎えた今年9月、2校の小学校に義援金を贈り、市内全小学校への寄付が完了。同会の山本かすみ会長は「活動は終わりになるけど、『頑張れ!大船渡の子どもたち!』という思いは変わらない。これからも大船渡に心を寄せていきたい」と語った。

菓子店とコラボ

震災発生直後から大船渡市への支援を続けている相模女子大学復興支援学生ボランティア委員会は、大船渡市の菓子店「菓匠高瀬」と相模原市の津久井在来大豆のきな粉を使ったコラボスイーツを考案。11月3日と4日に行われた同大学の相生祭で販売した。

三陸銘菓で貝柱に見立てた求肥がアクセントの最中「甘ほたて」に、津久井在来大豆のきな粉をまぶしたものや、きな粉のスノーボールなどがブースに並び、当日は多くの人で賑わった。

開発に携わった同委員会の武井ひなき委員長は「相模原に津久井在来大豆のきな粉があることを知り、使いたいと思った。きな粉を嫌いな人はいないので」と経緯を振り返る。

菓匠高瀬は大船渡市にある老舗菓子店。学生たちが活動で大船渡に訪れた際、お土産の定番として親しまれてきた。同店は学生からコラボの話を受け、快諾したという。武井さんは「お菓子のコラボはコロナ前から話にあがっていた。実現できて嬉しい」と語った。