弘明寺商店街そばの中島町に健康や医療を中心とした活動拠点を設けようと準備を進める市民団体「弘明寺リビングラボ」が1月28日、市の助成事業「ヨコハマ市民まち普請事業」の2次(最終)コンテストに挑む。団体の提案が通れば最高で500万円が助成される。

「まち普請事業」は地域の課題解決や魅力向上のための施設整備を支援するもの。最大で500万円の助成金が受けられる。今年度は7団体が参加し、昨年7月の1次コンテストを通過したうちの4団体が2次コンテストに臨む。

カフェなど整備

市民団体「弘明寺リビングラボ」は中島町4丁目の3階建てビルの2階を改装し、ヘルスケアカフェを中心とした拠点整備を提案している。助成金は拠点となる部屋の改装費に充てる。

団体の代表を務める新井孝一さんは、弘明寺で生まれ育ち、製薬関係会社や市大附属病院に勤務した経験がある。新井さんのほか、商店街の店主や元教員など15人が運営委員会のメンバーに名を連ねる。

新井さんは「様々な知識や経験を持っているシニアの力を活かし、子育て支援から在宅介護まで、地域が抱える課題を解決したいと思った」と提案の背景を語る。

勉強会や料理教室

案では、健康や医療に関する専門家を交えた勉強会や「医食同源」をコンセプトにした料理教室の開催などを目論む。さらに、アプリを使って健康情報を収集し、データに基づいた保健指導を行うなど、住民が主体的に健康づくりに取り組める環境を整えていく。

1次コンテスト通過後、まちづくりコーディネーターのアドバイスを受けながら提案内容の詳細を詰めてきた。同時に商店街や学校、公共施設にも構想を説明し、整備後に連携を図れるようにしてきたという。昨年12月には拠点予定地のビル1階にあるカフェを使ってジャズライブを開き、周辺住民にも団体の存在を知ってもらえるようにした。

新井さんは「拠点を単なる『居場所』とせず、病気の予防や子育て支援活動などを進め、住民の絆を育みたい」と語り、提案実現を願う。助成金を得られた場合、整備に必要な資金をクラウドファンディングなどで募る計画がある。

2次コンテストは28日午前10時30分から午後4時40分まで、市役所1階アトリウムで開かれる。4団体が提案を発表し、まちづくりの専門家らの審査を経て助成団体が決定する。コンテストは観覧無料。YouTubeでライブ配信もあり。