総合格闘技のヘビー級世界王者を目指す若者がいる。川崎市出身の上田幹雄選手だ。昨年大みそかの格闘技イベント・RIZINで、日本最強と呼ばれている元関取のスダリオ剛選手に2ラウンドTKOで勝利し、一躍名を上げた。

試合後マイクを持った上田選手は、まだヘビー級のベルトが創設されてないことから、「ベルトをつくってください。必ず海外の強い人を倒して日本人の底力を見せたい」と叫び、初代王者へ強い意欲を見せた。

空手から転身

幼少期は体が弱く病気がちだった上田選手。心配して両親が通わせたのが空手教室だった。習い始めて間もない小学1年生で全国準優勝すると、「世界で一番になってみたい」と世界王者が目標に。修行を積み高校時代から頭角を現し、24歳で世界大会で優勝。16年ぶりの日本人王者となった。26歳でさらなる強さを求め総合格闘技に転身。知名度の高いRIZINを選んだ。「まだまだ学ぶことばかり。空手をどう生かすか、強くなるために自分のスタイルを確立したい」

上田選手は幼少の頃から市内川崎区で暮らし、宮前小、富士見中、川崎工科高と川崎で過ごした。富士見中時代は相撲部に所属。3年生の時には、市の最優秀選手に選ばれるなど活躍した。