金沢区役所前の泥亀公園で、金沢八名木の一つ「黒梅」が初めて花を咲かせた。

八名木とは、江戸時代に称名寺や瀬戸神社などに集まり、観光名物となっていたと伝わる名木。青葉楓・西湖梅・桜梅・文殊桜・普賢象桜・蛇混柏・雀浦一松に黒梅を加えた8種で、黒梅を除く7種は2019年の同園開園時に植えられていた。

植樹は八名木の復元に取り組むNPO法人横濱金澤シティガイド協会の黒梅復元計画に賛同した金沢区役所、金沢土木事務所、森林インストラクターの支援で実現した。故・瀬戸内寂聴氏が開いた寺院「寂庵」=京都府=から接ぎ穂の提供を受け、接ぎ木した苗木を土木事務所内で育てて昨年1月に同園内に植樹。今年1月末頃から、濃い紅色の花を咲かせた。同協会顧問の林善晴さんは「初めて花が咲いてうれしい。今後木が大きくなって、枝が増えることを期待している」と話した。