川崎市は3月1日から4月30日まで、市内の6公園を全面禁煙とし、公園内での受動喫煙の対策について検討を始める。

今回、試行的に全面禁煙となるのは等々力緑地(中原区)、大師公園(川崎区)、西菅公園(多摩区)、東渡田第2公園(川崎区)、東田公園(同)、こすぎコアパーク(中原区)の6公園。総合公園や地区公園、街区公園といった公園の規模ごとに選定しつつ、市に苦情が寄せられた公園も加えた。期間中は公園パトロール員らが園内の受動喫煙に関するアンケートを実施し、具体的な対策につなげたい考えだ。

受動喫煙対策急ぐ

例年、公園での受動喫煙に関する苦情や相談が複数件、寄せられてきたことから、市は公園内の喫煙の取り扱いについて、具体的な措置を検討するという。

たばこを巡る市の規制としては、川崎駅周辺など市内7箇所を「路上喫煙防止重点区域」に指定することで喫煙者に過料を課す「路上喫煙禁止条例」や、指定区域で空き缶やごみ、たばこの吸い殻などの廃棄を市内全域で禁じる「ポイ捨て禁止条例」がある。「路上喫煙禁止条例」については、たばこの火による危害を防ぐことを目的としたもので、市民などに対して市全域で「路上喫煙をしないように努める」よう求めているが、公園は「路上」とみなされないことなどから対象としていない。

健康増進の一環で

6公園での試行の結果を参考にしつつ、健康増進法が国民や自治体に求めている「望まない受動喫煙を生じさせない配慮義務」への対応について、2025年を目標に市として具体的な形にしていくという。

市の担当者は「公園での受動喫煙は子どもたちの逃げ場がなくて困る、という声が多数寄せられてきた。今回の試みの結果をふまえ、市としても部局間で連携して何らかの措置を考えていく」と話している。