磯子区のさわの里小学校5年1組の児童たちが今年度、地元の店舗と協力して食品ロスを減らすことを目指した商品を開発した。商品は現在、取り組みに協力した2店舗で販売されている。

同クラスの児童たちは昨年5月、宿泊体験学習で食品ロスについて関心を持ち、総合的な学習で「食品ロスを減らす」ことをテーマに学習を進めてきた。調べていくと、食品ロスを食料別にみると野菜が最も多いことを知り、野菜の廃棄を減らす方法を模索。水分が抜けることで小さくなること、一度に多くの量を食べられるといった点から干し野菜に着目し、干し野菜の魅力を伝える商品を作ることで食品ロスの削減につなげようと考えた。

地元2店が協力

児童たちは実際に13種類の干し野菜作りを実践。その後の話し合いから、商品に使う野菜を小松菜に決めた。より食べやすく、活用法が広がることから乾燥後に粉末状にし、商品に活用しようと検討を進めた。

開発にはイタリアンレストラン「Co・CCOLE」=栗木=と、パン店「イル・デ・パン」=田中=が協力した。地元の岡本農園=氷取沢町=から仕入れた小松菜から同校でパウダーを作り、両店へ提供。児童のアイデアなどをもとに、Co・CCOLEではパウダーをソースに使った「ドライ小松菜パウダーを使用した桜えびと新じゃがいものカルボナーラ」を考案。イル・デ・パンでは、小松菜の色を生かした亀の形をしたメロンパン「かめろん」が完成した。

両商品は、各店舗で小松菜パウダーがなくなるまで販売される。同クラス担任の柳田史裕教諭は「お店や農園の皆さん、職員室アシスタントの方など、多くの人の支えのおかげで、子どもたちの発想を形にできた」と話した。