シドモア桜の苗木が3月21日、開港広場前=中区山下町=に植樹された。苗木の寄附をしたシドモア桜の会横浜の梅本千晶代表理事や小林英二中区長、中土木事務所の中山昭所長(当時)らが鍬入れを行なった。

米国ワシントンのポトマック河畔の桜は、日本の桜に魅了された紀行家エリザ・R・シドモアの尽力により1912年に横浜湾から贈られたもので、日米友好の証として知られている。91年には日本へ里帰りし、シドモアが眠る横浜山手外国人墓地に植えられた。この「里帰り桜」から接ぎ木したものをシドモア桜と呼んでいる。

開港広場は170年前、ペリーが来航して日米和親条約が結ばれた歴史的な地。梅本代表理事は「この場所に植樹できて嬉しい。日米の歴史を感じながら、桜をぜひ楽しんでもらいたい」と話した。

植樹された苗木は早ければ3年後に花を咲かせるという。

27日には墓前祭も

桜がワシントンに植樹された27日には、横浜山手外国人墓地で墓前祭が行われた。移植の際、梱包技術を提供した横浜植木(株)の渡邊秀一会長ら関係者が花を手向け、シドモアをしのんだ。