川崎市は3月28日、旧日本精工運動場の跡地(約4ha)である「鷺沼4丁目地区」の地区計画の決定を告示した。昭和大学の新キャンパス建設が予定されている同地区では、「地域と共生するキャンパスづくり」が目標に掲げられ、地域の住環境に配慮した教育機能や交流機能の導入を目指している。

地区計画とは、それぞれの地区の特性に応じて、都市単位の広い地域を対象とする都市計画法と、個々の建物を対象とする建築基準法による規制の間を埋めることを目的とした制度だ。市は、これまでの第一種低層住居専用地域ではキャンパスを建設できないことから、第一種中高層住居専用地域への変更なども実施した。

「低層並み」規制

都市計画決定をめぐっては、説明会などを通じ、周辺住人からは、日当たりなどの住環境を危惧する声も聞かれた。そこで市は、同地区計画内で「低層並み」の規制をかける手法を取り入れた。市は「地域の魅力向上とともに、周辺の良好な住環境にも配慮した土地利用の実現のため、地区計画を決定した」とコメントしている。

同大が計画しているのは、地上3階建て最高10mの建物で、2027年4月の開校を予定。