変化のサイクルが激しい現代社会、ビジネスパーソンも新しいスキルや知識を学び続けないと、生き残ることはできない。しかし、忙しい仕事の合間に勉強をして学び取ることは、簡単なことではない。やり始めたものの、三日坊主で終わる人も多いだろう。

7月に刊行された『一流の学び方』の著者であり、3000人のコンサルタントの育成にかかわった清水久三子氏が、ビジネスパーソンのための学習方法のヒントとして、三日坊主になる人の陥りがちなポイントと、挫折しないコツを解説する。

仕事やキャリアアップに役立てようと何かの勉強を始めたが、すぐに挫折してしまった――そんな経験は、誰にでも1度はあるでしょう。

いわゆる三日坊主は、学生に限らずビジネスパーソンが何かを学ぶときにも起こりがちです。特にビジネスパーソンは学生と違い仕事との「二足のわらじ」を履くことになるので、時間的な制約もあり頓挫しがちです。

それ以外に、学生時代に教わった一見「正しい」勉強のセオリーが、実は大人の勉強には適していないことが、その原因であることもあります。

ビジネスパーソンが三日坊主になりやすいケースと、対応策をご紹介しましょう。

NGその1:無理なく長期的な計画を立てる

「短期間で一気に詰め込もうとしても、計画が破綻するか、身に付かない」

「ローマは1日にしてならず。無理のない長期的な計画を立てて着実に進めよう」

何かを学ぼうとする際に、こう考える人は多いものです。長期的な計画を立てて学ぶことが悪いというわけではありませんが、三日坊主になる原因の1つということはできます。

なぜなら、三日坊主になってしまう人は、モチベーションを長期間維持することが苦手だからです。それを維持する努力することも大事ですが、まずそもそも、長期間勉強をする必要をなくすことを考えるべきではないでしょうか。

たった15分だけ勉強するとしても、それを1年間続けるのは並大抵のことではありません。しかし2週間であれば、乗り気のしない勉強であっても多くの人は続けられます。

もちろん、学びのテーマや内容によっては、数年、あるいは生涯をかけて学び続けるものもあります。しかし、そういったテーマを学ぶ場合でも、まずは集中的に数週間〜1カ月程度の短期学習を心掛けるのが賢明です。