2017年度にインターンシップを実施する予定の企業は68.5%(就職みらい研究所調べ)。大学の夏休み期間中にインターンシップを実施する企業は特に多く、昨年は半数以上が7〜9月に実施しました。今年も多くのみなさんが、インターンシップへの参加を予定しているのではないでしょうか。

私がリクルートに入社した1999年は、いわゆる就職氷河期。経済や社会のグローバル化が急速に進みはじめる中、産学連携の人材育成システムとしての「インターンシップ」の重要性が示唆し始められたところでした。しかし、周りを見渡せば、インターンシップを実施していたのは、ごく一部の外資系企業などほんのわずか。

まだ入社2年目だった私は、「インターンシップは学生にとって新たな学びの機会となるとともに、産業界にとってもプラスとなるはず」と直感し、社内の経営提言コンテストでインターンシップの推進を提案したことを覚えています。

参加者に期待されていることは何か

そのような身としては、インターンシップ実施企業がこれほど増えたことは、嬉しいかぎりです。しかし、一方でインターンシップ参加が、ともすると義務感のようになっていることに危惧の念を抱いています。

キャリアセンターや先輩から勧められるし、周りも参加するからと、とりあえず申し込み、提示されたプログラムをこなすだけでは、得られるものが限られてしまいます。せっかく得た機会は、ぜひ最大限に生かしていただきたい。そのためには、いつ、何を、どうしたらいいのか考えてみましょう。

インターンシップを受け入れている企業は、時間をかけてプログラムを練り、人とおカネをかけて準備しています。公開している情報だけでは伝わり切らない仕事や職場の姿を伝えたい、一般的に持たれているイメージとは異なる部分をきちんと知ってほしい、などの思いがあるからです。