2度目の緊急事態宣言が発令され、再び在宅勤務をはじめとしたテレワークがメインになる人が増えています。

満員電車でもみくちゃにされながら毎日会社へ通勤し、会社のデスクに座って仕事をすることは、もはや当たり前ではなくなっています。

在宅勤務の働き方に関する3つの疑問

こうした働き方の変化に伴い、今回は在宅勤務をやっていて、疑問に感じそうな3つのことについて、解説していきたいと思います。

1. なぜか残業代が払われなくなったが…?

在宅勤務の労働者も労働基準法(以下、労基法)が適用されるため、残業が発生すればその時間に応じた残業代は当然もらえます。

では、在宅勤務になって、なぜ残業代がもらえなくなってしまうケースがありうるかというと、会社が在宅勤務の労働者に対して、「事業場外みなし労働時間制度」を採用した可能性が考えられます。

労働者といっても職種によって働き方はさまざまであるため、労基法では労働時間の管理方法について、いくつか制度を設けています。

「事業場外みなし労働時間制度」は、直行直帰が多い営業職や出張のときなど、会社が労働者の労働時間を細かく把握できない場合に適用できる制度です。実際に働いた労働時間に関係なく、あらかじめ「決められた時間を働いたものとみなす制度」になっています。

そのため、例えば、就業規則等でみなし労働時間を8時間としているケースでは、6時間しか働いてない日でも、逆に10時間働いた日であっても、労働時間は実際の労働時間にかかわらず、あらかじめ就業規則等で決められた8時間としてみなされることになるわけです。