勉強や仕事の際に多くの人が「頑張る」という言葉を口にしがち。ただ「頑張るという言葉に安易に逃げていないか」と指摘するのが、家族の看護や家計を助けるためアルバイトをしながら、東京大学に合格した経験を持つ布施川天馬氏です。新著『東大式時間術』を上梓した布施川天馬氏が、合理的な努力の仕方について解説します。

「頑張る」という言葉は抽象的

突然ですが、僕は「頑張る」という言葉が嫌いです。

「努力は報われる」という言葉があって、頑張ればきっと結果はついてくるというようなことを考えている人は多いと思います。事実、何事も努力を積み上げなければ結果にはつながらないでしょう。

ですが、僕は「頑張る」という言葉に安易に逃げてしまっている人が多いのではないかと考えています。無駄な努力でも、意味のないことでも「頑張って時間さえかけていれば結果がついてくる」なんてことはありえないですよね。いくら苦労したって、結果につながるとは限らないのです。

漫画『ドラゴン桜2』でも描かれていますが、東大生は頑張るという抽象的な言葉はあまり使わない印象があります。「これからこの勉強をして、こういう目的で行動して、こういう結果を得たい」と「頑張る」が非常に明確になっている場合が多いです。頭がいい人ほど、「頑張る」という言葉を使わないのです。

今日はこの「頑張る」という言葉の落とし穴についてみなさんにお話ししたいと思います。