コロナ禍でのリモートワーク定着により「ムダな会議から解放された」と、今までの社内コミュニケーションの在り方を見直す企業も少なくありません。そもそも、「ムダな会議」や「不当な人事評価」という社内コミュニケーションを主とする職場の問題はどうして起こるのでしょうか? 『職場の問題30の解決法』の著者の大橋高広氏が日本の企業の構造による原因と、その解決メソッドを紹介していきます。

コロナで職場のコミュニケーションは変わったか?

前提として、企業の生産性を低下させる職場の問題の大半は、上司と部下またはメンバー同士のコミュニケーション不全で起こります。なかでも、部下が抱えている問題や悩みを上司が把握できていないことが大きな要因のひとつです。そこで、上司から部下へ「聞き取り」テクニック10のうちから下記の3つを紹介します。

①コンセプト共有法
②社内アポイント法
③残業代支給法

コロナ禍の影響で、会議や面談、打ち合わせといった職場のコミュニケーションがオンライン化したケースは多いと思います。「ムダな会議が減って良くなった」「煩わしい面談をする必要がなくなった」と考えている人も多いのではないでしょうか。コミュニケーションタイムを削減することで、たしかに一時的に生産性が向上したかのように見えます。

しかし、組織を運営するうえでコミュニケーションは欠かせません。コロナ禍によるコミュニケーションロスで、新たな職場の問題、例えば「新人スタッフの成長スピードが遅い」「自分の担当業務以外まったく気にしないスタッフが増えている」など、が発生しています。

基本的に、職場の問題はコミュニケーション不全によって引き起こされます。そのため、とくに上司と部下のコミュニケーションは不可欠といえます。しかし、日本の職場ではコミュニケーションがうまくいっているケースはほとんどないというのが実情です。