東大生は望む結果を得るために、何を、どう考えているのか。その思考回路が可視化されるのが「ノート」です。では、どのような使い方をしているのでしょうか。東京大学理科三類の学生で、近著に『東大生のノートから学ぶ 天才の思考回路をコピーする方法』がある片山湧斗氏が解説します。

第1回:ノートの使い方が全然違う「東大生」凄い思考術
第2回:勉強を心折れず継続できる「東大生」凄いノート術

ノートは知識を使いやすくするためのもの

みなさんは、ノートをどのように捉えていますか。多くの場合、ノートというのは授業中に板書を書き写したり、話のメモを取るために書きとめたりするために取っていると思います。

でも、東大生のノートは違います。自分の思考を整理し、その知識を積極的に使いやすくするために、ノートをフル活用しているのです。今日は、東大生たちが「知識を使いやすく」するためのノート作りの工夫を紹介したいと思います。

まず、東大生のノートを見ていると、ギュウギュウに文字を詰めるのではなく、余白が多く空いていることに気付かされます。その余白の部分を活用して、いろんな知識を噛み砕き、使いやすくする工夫をしています。

例えば、ノートの右の部分に線を引いておき、自分が疑問に思ったことを書きとめるというかたちのノートを取っている人がいました。そして疑問に思ったことを、別のところに書き写して新しいノートを作ることもあれば、その下に疑問の答えを書くというノートの取り方をしている場合も多いです。

ノートの右の部分に線を引き、自分が疑問に思ったことを書きとめる(写真:筆者提供)

書きとめたものを別のところに書き写して新しいノートを作る(写真:筆者提供)

疑問をそのままにせず、書きとめておくことで、そこで得た知識を噛み砕くことにもつながります。疑問を持ったままで知識の活用はできませんので、疑問をきちんと解消しておくことには大きな意味があるわけです。