聞き手の記憶に残るプレゼンテーションをするにはどうすればいいのか。重要なことの1つがパワーポイントなどを使ったスライドの作り方です。パワポのスライドをSNSにアップロードし、そのわかりやすさと面白さから話題になっている“パワポ芸人”豊間根青地氏が、見やすいスライドを作るコツについて紹介します。

※本稿は豊間根氏の新著『秒で伝わるパワポ術 仕事でもSNSでも〈いいね〉がもらえるスライド作成のコツ』を一部抜粋・再構成したものです

前回:「要するに」を使うとパワポ資料が劇的改善する訳

必要ない要素は遠慮なくバシバシ削る

スライドの「ビジュアルで示せる」という強みを研ぎ澄まし、相手に「秒で伝わる」スライドへと近付けていくには、スライド上の「ノイズ」を減らすことが大切です。ノイズの減らし方は、大きく「削る」「そろえる」「空ける」の3つがありますが、今回の記事ではまず、「削る」について解説していきます。

ノイズを減らすときの最も基本的なアプローチがこの「削る」です。メッセージを伝える上で必要ない要素は遠慮なくバシバシ削っていきましょう。

・メッセージを削る

最初に削るものは、メッセージです。そのスライドで「要するに」何が言いたいのかをハッキリさせて、1スライド1メッセージの大原則を守りましょう。私たちはついついスライドにいろいろな要素を盛りだくさんにしてしまいがちですが、伝わりやすいスライドは、つねにシンプルな「要するに」伝えたいメッセージを持っているもの。いろいろと載せたくなる気持ちをグッとこらえて、シンプルにメッセージを研ぎ澄ませていきましょう。

・色を削る

次に色を削ります。スライドデザインが苦手な人ほどついつい色をたくさん使いたくなってしまうものですが、そこをグッとこらえて本当に目立たせたいところだけに色を使うようにしましょう。スライドの上に置かれた色は、すべて意味を持った色であるべきです。意味を持たないただの色分けは、聴き手にとってのノイズをいたずらに増やしてしまいます。

(画像:筆者作成)

うまく使えば重要な部分を際立たせてくれますが、濫用するとどこを見たらいいかわからなくなる諸刃の剣。それが色という道具なのです。