3男1女を東大理三に導いた母は、子どもたちにどんな言葉をかけていたのでしょうか──。佐藤亮子氏の新著『子どものやる気がどんどん上がる魔法の声かけ』を一部抜粋し再構成のうえお届けします。今回は、「何を話しても、子どもが『なぜ?』と返してくるとき」や「家事で忙しいのに声をかけられたとき」などよくあるシーンの対処法をご紹介します。

何を話しても、子どもが「なぜ?」と返してくるとき

×:「なぜ? なぜ?」ってうるさい!何回聞いてくるの!
〇:わからないことは何でも聞いてね

幼い子どもは好奇心の塊です。知らないものを見るとすぐに、「あれなあに?」と聞いてきます。また、何かを見たり、聞いたりしたときも、すぐに「なぜ?」と理由を尋ねてきます。

すぐに答えられることならいいのですが、「なぜ空は青いの?」「ゾウさんはなぜ鼻が長いの?」など、簡単には答えられないことを聞かれるときもあります。即答できないことを何度も「なぜ?」と聞かれて困る気持ちもわかりますが、そこは怒ったらダメですよね。

小さな子どもに「なぜ? なぜ?」と聞かれたときの親の声かけ、対応はとても重要で、親への信頼関係、子どもの好奇心、探究心などにも影響を与えます。

よくないのは、「『なぜ? なぜ?』ってうるさい!」とか「何回聞いてくるの!」と怒ることです。怒られた瞬間に、子どもの知的好奇心は急速にしぼんでしまいます。子どもに質問されたときにいつも怒っていると、「ママに聞くと怒られる」と思い、子どもはもう何も聞かなくなります。

「なぜ? なぜ?」は親子の会話の第一歩と言えますから、どのような質問にも真摯に向き合ってください。

勉強するときに大切なことの1つが、「わからないことを調べる」ことです。子どもが小さなときに「なぜ?」と聞かれて正しい答えをすぐに言えなかったら、親子で調べましょう。面倒に思わずすぐに調べる姿勢は、その後の子どもの学習にも大いに役に立ちます。