記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。

その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。

そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第14回は「模試や試験を受ける意味」について、西岡氏が解説します。

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満点を取っても喜ばない理由とは?

みなさんは、100点満点の試験で100点満点を取ったことはありますか。僕は高校3年生まで偏差値35でしたから、ほとんどありません。満点なんてほぼ取れないですよね。

でも、みなさんも100点満点が取れたら、普通は喜ぶと思います。「やった!100点だった!」「満点だった!うれしい!」と。そして「次もいい点が取れるといいな」とウキウキで家に帰ることと思います。

ところが、なんと東大生は逆なのです。満点でうれしくないわけではないけれど、落ち込んでしまったり、複雑な気持ちになってしまったりするのだそうです。

なぜ東大生は満点を取っても喜ばないのか。今日はその理由をお話ししたいと思います。

まずは『ドラゴン桜』の8巻で、桜木先生が模試を受けた後の生徒に対して講義をしているシーンを読んでみてください。

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)