東大生、慶応生、早稲田生を中心に、クチコミのみで募集される「伝説の『論理思考』講座」がある。受講した学生のうち「82%が戦略系コンサルティングファームに内定」という実績は、少しでも内情を知る人からすればまさに「驚異の講座」だ。

その「門外不出の講座」のエッセンスをまとめた書籍『東大ケーススタディ研究会 伝説の「論理思考」講座』が、ついに刊行された。「東大ケーススタディ研究会」については、シリーズ35万部を突破したロングセラー『フェルミ推定ノート』『ケース問題ノート』の著者として、ご存じの方も多いだろう。

実は「東大ケーススタディ研究会」の設立に大きな影響を与えた本がある。それが2007年に刊行された『地頭力を鍛える』だ。この本に感銘を受けた東大生たちが立ち上げた自主勉強会が、「東大ケーススタディ研究会」のルーツである。

そこで今回は、『地頭力を鍛える』の著者である細谷功氏に『伝説の「論理思考」講座』を読んでもらい、改めて「論理思考とは何か」について解説してもらった。

論理思考は「感性」や「直観」に劣る?

私は2007年に『地頭力を鍛える』という本を上梓いたしました。おかげさまでこの本はたくさんの人に読んでいただいています。

今回、同じ東洋経済新報社から『伝説の「論理思考」講座』という本が、東大ケーススタディ研究会編で発表され、こちらも好調な売れ行きで推移していると聞いています。この本は、読んだ人がシステマティックに論理思考を身につけられるよう工夫されていて、特に何人かで一緒に読んで議論するために使うと効果的だと思います。

論理思考の本が、このように多くの人に読まれているのは、それだけ論理思考を身につけたいと考えている人がたくさんいるということの表れではないかと考えています。

一方で、今の時代は論理思考では勝ち抜くことが難しくなってきていて、むしろ「感性」や「直感」によった戦い方が重要だと主張する声もあります。