日本を代表する一部上場企業の社長や企業幹部、政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチなどのプライベートコーチング」に携わり、これまでに1000人の話し方を変えてきた岡本純子氏。

たった2時間のコーチングで、「棒読み・棒立ち」のエグゼクティブを、会場を「総立ち」にさせるほどの堂々とした話し手に変える「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれている。

その岡本氏が、全メソッドを初公開し、15万部を超えるベストセラーとなった『世界最高の話し方 1000人以上の社長・企業幹部の話し方を変えた!「伝説の家庭教師」が教える門外不出の50のルール』に続き、このたび『世界最高の雑談力 「人生最強の武器」を手に入れる! 「伝説の家庭教師」がこっそり教える 一生、会話に困らない超簡単50のルール』を上梓した。同書は発売3日で3万部を突破するなど、早くも大きな話題を呼んでいる。

コミュニケーション戦略研究家でもある岡本氏が「日本人が苦手な『知らない人との雑談』がたちまち上達して『雑談王』になれる『3つの誤解』の解消法」について解説する。

「雑談が苦手」の裏には「誤った思い込み」が存在する

先日、喫茶店で打ち合わせをしていたときのことです。隣のテーブルに座る高齢の女性が何度も、店員を呼び出し、話しかけていました。「持ち帰り用のお菓子の小分けの仕方」についてあれこれ注文を付けているようです。

言っていることがわかりにくく、店員さんも困り気味。やがて、関心はわれわれに向かい、「すてきなお洋服ね。どこで買ったの」「(そのブランド物は)本物なのかしら」等々、話はなかなか止まりません。打ち合わせがなければ、もう少しお話にお付き合いしたかったのですが、「誰かと話をしたいんだろうなあ」と、悲しい気分になりました。

「地域の過疎化」「人口の都市への集中」「核家族化」「単身世帯の増加」に加えて、「新型コロナで会話もままならない」という事態が続き、「現代人の孤独」は深刻化の一途をたどっています。そんな孤独感を軽減し、人と人をくっつける瞬間接着剤としての「雑談力」があらためて見直されているわけです。

しかし、『「雑談力」こそ「人生最強の武器」である超納得理由』でもご紹介したように、日本人の「雑談に対する苦手意識」は総じて高く、「よく知らない人との話は苦痛」という人は少なくありません。そして、「雑談が苦手」という人には、大きく分けて3つの共通する「誤った思い込み」があります。では、3つの共通する「誤解」とは、どんなものなのでしょうか