記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。

その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。

そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第21回は頭のいい人が実践している「マイナスをプラスに変える思考法」について、西岡氏が解説します。

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「頭のよさ」と「運のよさ」は比例関係にある?

「頭のいい人は、運がよくなる」

と言ったら、みなさんはどう思うでしょうか。「いやいや、さすがにそんなわけはないでしょう」と感じる人が多いのではないでしょうか。

運というのは自分ではコントロールできないもののことを指します。つまり、努力して得ることなんて不可能で、人は自分の運のよさやツキをコントロールすることなんてできそうにないと考えてしまいますよね。頭のいい人が、サイコロを振って毎回必ず「6」の目を出すことができる、なんてことはありえないでしょう。

でも、実は僕は、「頭のよさ」と「運のよさ」の比例関係にあるのではないかと思っています。今回は、「頭のよさ」は正体にもなっているかもしれない、「運のよさ」についてお話ししたいと思います。

まずは、漫画『ドラゴン桜2』のワンシーンをご覧ください。これは、東大を目指すと宣言したにもかかわらず、ちょっとした気分で東大専科をやめようとしている早瀬に対して桜木先生が会いに行っているシーンです。

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)