記憶力や論理的思考力・説明力や抽象的な思考能力など、「頭がよい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。

その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当で、MBS/TBS系『100%!アピールちゃん』でタレントの小倉優子さんに大学受験の指導もする西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時には東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う会社「カルペ・ディエム」を作っています。

そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載(毎週火曜日配信)。第22回は「勉強する場所」について、西岡氏が解説します。

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自分の部屋にこもって勉強した東大生は少ない

「受験生は、自分の部屋であまり勉強しないほうがいい」

と言ったら、みなさんはどう思うでしょうか。夏休みに入って学校が休みになり、その時間を使って勉強する学生も多いでしょう。とくに受験生にとって、夏というのは特別な時期です。「夏は受験の天王山」と言われており、ここでしっかり勉強できた受験生は合格できる、という時期です。

さて、そんな時期に、受験生は主にどこで勉強しているでしょうか。多くの場合、自分の部屋にこもって勉強するのではないかと思います。夏は暑いし、新型コロナの感染も怖いし、一日中家にいて勉強する場合が多いと思うのですが、東大生で、自分の部屋にこもって勉強していた人って少ないのです。実は自分の部屋だと、なかなか勉強の質が上がらないかもしれません。

それはいったいなぜなのかを解説するために、こちらの漫画を読んでみてください。これは、『ドラゴン桜2』で勉強合宿から帰ってきた受験生2人に桜木先生が話すシーンです。

(外部配信先では図や画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

(漫画:©︎三田紀房/コルク)