人材不足で中途で人を採用したいと募集をかけても、応募はほぼゼロ。人材紹介のエージェントに依頼をしても反応がない。何をやってもとにかく「採れない」――中途採用で苦戦する企業が増えています。

これまでの大抵の中途採用は、募集を開始して時間さえかければ、誰からしらは採れるものでした。転職活動している人は時間とともに変わっていくので、いずれかのタイミングでぴったりの人材から応募があって採れることが大半だからです。

採用できず「万策尽きた」と嘆く人事

ところが今はというと、時間をかけても採れない、という悲鳴が多く聞かれます。

そもそも、応募自体がないので、妥協して採用するといったことすら無理なのです。周囲を見渡すと、匙を投げそうになっている人事の人も増えています。

先日は「人が採れない。万策尽きた気がする」と、中堅メーカーで人事部長をしている知人の嘆きを聞きました。

どうやらそのケースは、通常の中途採用と募集の経緯が違うようでした。

通常の中途採用は、退職者が出たことによる補充とか、仕事が増えているので人員を増やしたいといった現場の要請に応えるパターンが大半。

ところが、この会社で行われているのは、それとは違う採用。採りたいのは、DX部門の担当者で、プロジェクトマネジャークラスと、若手含めて5名以上を採用したいと募集しています。