優れたリーダーとは「気くばりができる人」です。これまで、ビジネスは上意下達。上司が決めたことを部下が実行していれば成果は出ていました。

ところが、いまは顧客ニーズが複雑化した影響で、顧客の接点に近い、現場のメンバーが細かいニーズを吸い上げなければ成果が出なくなったのです。つまり、リーダーは、現場のメンバーが最高の環境で働くことができるように「気くばり」するのが仕事なのです。

本稿では、カルチュア・コンビニエンス・ クラブをはじめ、数々の会社で代表取締役を務めた柴田励司氏が、新刊『リーダーの気くばり』より令和のリーダーに必要なスキルを解説します。

「表情で語る力」の効果

みなさんの周りにいる魅力的な人を思い浮かべてみてください。その方は表情がつねに豊かではありませんか?

つい引き込まれてしまうプレゼンテーションを思い浮かべてみてください。そのプレゼンテーションのスピーカーは、表情豊かに語っていませんか?

「半沢直樹」の大和田常務みたいな「顔芸」をやれ、と言っているのではありません。ただ、ほんの少し表情を意識してみましょう。それだけで、いつものコミュニケーションが円滑になることを実感できるはずです。