今回、私たちファイナンシャルプランナーの事務所に「おカネの相談」に来たのは、センスの良い服に身を包み、ファッション誌から抜け出たような容姿端麗のR子さん。独身、37歳ということなので、てっきり「資産形成のお話を?」と思いきや、なんと相談内容は「毎月赤字で貯蓄が底をつきそうなんです!」というものでした。

なぜ月収70万円で、毎月赤字が10万円になるのか

R子さんのお仕事は、フリーのファッションスタイリスト。なるほど、抜群の服のセンスも理解できました。30歳で独立して7年。仕事は順調に増え、有名アーティストなどから指名が入るほど、すばらしい活躍をしています。フリーなので、毎月の収入は安定しないとはいえ、コンスタントに毎月手取り70万円は稼げているようでした。でも、R子さんの家計を拝見すると、なんと、ほぼ毎月が赤字です。月に手取り70万円も稼いでいるのになぜ、毎月赤字なのでしょうか?

R子さんのお話を聞きつつ、家計簿を詳しく見てみました。すると、赤字額は毎月5万円から10万円ほど。貯蓄を取り崩して補塡している状態が続いているため、いつのまにか貯蓄が底をつきそうになってきたということです。これはピンチです。

当然、支出の内訳を見てみました。すると、収入の半分以上の40万円程度がなんと、洋服代と化粧品代とで消えていました。仕事柄、ファッションとメークの研究は仕事柄必要なので、そこには惜しみなく投資をしてきたそうですが、欲しいと思うと、すぐにクレジットカードで支払ってしまうとのこと。気がつけば、毎月のクレジットカード請求額が少ない月でも30万円、多い月は40万円以上にものぼっているということです。

R子さんは個人事業主なので、こうした支出は普通のサラリーマンと比べれば、多めに経費に計上できますが、さすがに適正な範囲内での限度があります。さすがに本人も使いすぎているという自覚はあるのですが、なかなか減らせない。しかも、R子さんの赤字の理由はもう1つあったのです。