売り上げを効率的に上げられず、苦戦している企業とは?(写真:xiangtao / PIXTA)

7月19日に配信した「1人当たり売上高トップ500社ランキング」。企業の業績や成長力を見るうえで基本中の基本となる売り上げ(売上高、営業収益)を、効率的に稼いでいる会社はどこなのか、自分の予想した会社があるかを確かめた人も多いだろう。

売り上げとは、企業が商品やサービスの提供などの営業活動によって得た収益のこと。業種や業態、企業によっても売り上げの稼ぎ方はさまざまだ。中には、効率的とはいえない会社ももちろんある。そこで今回は、逆に1人当たり売上高が「高くない」会社のランキングを作成した。

企業や読者の一部から「トップ500でランキングをすると、まるで500位が低いように見える」「高い会社ばかりではなく、高くない会社の情報も知りたい」という指摘があり、それに応える狙いもある。

その名のとおり、それぞれの企業の直近本決算における売上高を従業員数で割って算出した数値で、平均年収も併載した。従業員数には一般的に派遣やパート、アルバイトなどの非正規社員(臨時従業員)が含まれていないので、実質的な頭数で割り出した数値とは少しズレがあるかもしれないが、企業の営業力や収益性、効率性の目安になる。

1人当たり売上高500万円を切ったのは19社

一般的な事業会社と収益計上の概念が異なる金融系(銀行、証券、保険、リース会社の一部)などは除外した。1年前にも同じ趣旨のランキングを公表しており、それも参考にしていただきたい。一部のデータは『会社四季報』(東洋経済新報社、最新号が発売中)から抜粋した。

ワースト1位から11位までの各企業はすべて、1人当たり売上高が従業員の平均年収を下回っている。本業の儲けを示す営業損益段階で赤字だったり、わずかな営業利益しか稼いでいなかったりする会社も目立つ。

ワースト1位のUMNファーマ、2位のメドレックスはどちらも創薬ベンチャー、3位のヘリオスはバイオベンチャーで営業赤字が続いている。

1人当たり売上高500万円以下は19社。同1000万円未満でみると117社。各社のビジネスモデルの違いなども含めて、事情はさまざまだろうが、上位に入った企業の稼ぎ方はやはり効率的とはいえなさそうだ。