超人気漫画『ドラゴンボール』の必殺技「かめはめ波」を打ちたい。そんな幼少期の夢を実現し、ビジネスにすべく、ただひたすら事業に打ち込む経営者がいる。meleap(メリープ)の福田浩士CEOだ。

経営陣を含め社員22人で展開するのは、AR(拡張現実)を活用した「HADO(ハドー)」。腕にモバイル端末(現在はiPod Touch)を着け、スマートフォンを差し込んだヘッドマウントディスプレーを装着して戦う「テクノスポーツ」だ。プレーヤーが手を突き出すと「エナジーボール」と呼ばれる光弾が飛び出す。格闘ゲームのキャラクターになった気分で楽しめる没入感が最大の売りだ。

現在展開するコンテンツは、仲間と協力してモンスターを倒す「HADO Monster Battle」、プレーヤーが3対3のチームに分かれてエナジーボールを撃ち合い相手と戦う「HADO」、画面から次々に抜け出してくるモンスターを倒し、それぞれのプレーヤーがスコアを競う「HADO SHOOT!」などだ。

年末には43カ所まで一気に拡大

中でも、メリープがスポーツ化に向けて力を入れるのが対人戦のHADOだ。試合時間は80秒、フィールドの中でエナジーボールを撃ち合う競技だが、単に敵に向けて撃つだけでは、なかなか勝利はつかめない。

HADOの対人戦においては、バリアを効果的に使うなど、単なる撃ち合いではない戦略が求められる

ゲーム前にはプレーヤーのステータスを調整する作業がある。所定のポイントを割り振り、エナジーボールのスピードや大きさ、バリアの耐久度などを決める。

主に攻撃を担当するプレーヤーやバリアを作って守るプレーヤーなど、チーム内で役割を決めて戦えるように工夫されている。

操作自体は簡単で誰でも手軽に遊べる。その一方で全身を使って攻撃したりよけたりし、さらには高度なチームプレーも要求されるため、大人から子どもまで幅広く楽しめるコンテンツといえるだろう。

プレーヤーは、1回当たりプレー料金300〜500円を払ってHADOを楽しむ。これを、アトラクションを設置する施設側とメリープで分け合う収益モデルになっている。