スバリストの間で話題になってるのは…

今年3月の米国ニューヨーク国際オートショーでSUBARU(スバル)が初披露した新型「フォレスター」。通算5代目となるSUBARUの最量販SUVが発表された直後から、スバリストと呼ばれる熱心なファンを中心に、あることが話題になっている。

それは搭載される伝統の水平対向4気筒エンジンが新開発の2.5L直噴自然吸気だけで、ターボの設定がなかったことだ。その後4月9日には日本で北米仕様車の取材会が行われたが、ここでもエンジンは2.5L自然吸気のみというアナウンスだった。

さらに4月25日に開幕した北京国際モーターショーでは中国仕様を出展。こちらはモーターアシスト仕様の新型パワーユニットを搭載していた。

報道公開された写真を見ると、旧型「インプレッサ」「XV」に設定していたマイルドハイブリッドシステムと似ており、中国市場にモーターアシスト仕様車を投入するのはSUBARUとして初めてというニュースリリースの言葉からも、エンジンは2L自然吸気で、ターボではないと想像できる。

フォレスターは1997年にデビューした初代から2Lターボを積んでいた。当時ライバルと言えるのはスズキ「エスクード」、トヨタ自動車「RAV4」、本田技研工業「CR-V」ぐらいで、それらはいずれも自然吸気2Lが中心だったから、250馬力を発生するターボエンジン搭載モデルの存在感は強烈だった。

発売前の1996年には24時間世界速度記録に挑戦し、平均速度180.082km/hを達成。世界最速SUVの称号を手にしている。メーカー自身、ターボによるスポーツ性をアピールしていたのだ。

最高出力はその後、扱いやすさを考慮して240馬力に引き下げられ、2代目では220馬力にダウン。しかし3代目になると230馬力に盛り返し、4代目では直噴化されたこともあって280馬力に引き上げられた。

ターボといっても欧州でトレンドのダウンサイジングターボではなく、あくまで高性能を追求したタイプであることがわかるだろう。これが日本でのフォレスターに独特のキャラクターを与えた。