今や「終活」の代名詞となっている「エンディングノート」は、何のため、誰のために書き遺しておくものでしょうか。それは「家族のため」である以上に、「自分のため」でもあります。これまでの経歴や趣味など、書くところはたくさんありますが、結論から先に言うと、絶対に書くべきことは3つに限られます。

では、その3つを挙げる前に、まずはエンディングノートを書くコツからお話ししていきましょう。

「今までの自分の人生」をどこまで詳しく書けばいいのか

エンディングノートとは前出のとおり、本来は家族に伝えたいこと、望むことを書き記しておくものです。「終活」という言葉が身近になり、書店に並ぶエンディングノートを手にする人も増えています。ところが、「買ってはみたものの、いざとなると書けない」といった声をよく耳にします。どうして書けないのでしょうか。

エンディングノートを書くのは、確かに面倒ですし、何を書いたらいいか悩む項目も少なくありません。何冊か手に取ってみるとわかりますが、自分の経歴や家系図、趣味、思い出、座右の銘などを書く欄があり、内容は盛りだくさんです。その多くは自分史を綴るような構成になっていますが、「どうしても自分の人生を書き遺しておきたい」という人でなければ、あれこれ書く必要はありません。

とはいえ、書き遺しておくことで、自分自身が安心できることもあります。たとえば、故人のことで何か決断をしなくてはならないときに「故人の意思」がわかれば、遺された家族が困らずにすみます。なによりも、自らの意思を書き遺さないと困るのは、「自分」です。

なぜなら、自分が望む最期が遂げられず、不本意な形で人生の幕を下ろすことになりかねないからです。では家族はもちろん、なによりも自分が困らないための、エンディングノートの書き方とはどんなものでしょうか。やはり「絶対に書かなければいけないこと」をしっかり書き遺すことです。