青春18きっぷがJRのみどりの窓口や指定席券売機などで発売中だ。

JRの在来線の普通・快速列車が1日乗り放題のチケットが5回分入ったこのきっぷの価格は1万2050円。1日あたり2410円。東京から大阪までは普通列車や快速列車を乗り継げば9時間ほどで行くことができ、2410円で移動が可能だ。

そんな格安なきっぷだが、東北、北陸、九州の各新幹線と並行する区間がJR線から第3セクター線に転換されて乗車が不可能になった。青函トンネル区間も在来線による運行がなくなり「北海道新幹線オプション券」を購入しなければならないなど、年々遠くまで旅するために活用したいユーザーにとっては使い勝手が悪くなっている。

青春18きっぷの使い勝手がさらに悪くなった

そしてこの夏、青春18きっぷの使い勝手がさらに悪くなることが起こった。

夜行の快速・普通列車の運行休止である。

新型コロナウイルスの影響で、利用者が少なくなると判断したのだろう。これまで、青春18きっぷが使えるシーズンに東京―名古屋―大垣間で運転されていた「快速ムーンライトながら」の運行を休止したのだ。三重県熊野市の熊野大花火大会、そして長野県諏訪市の諏訪湖花火大会が中止されたことで、大会後に運行されていた臨時列車も運行を取りやめ。青春18きっぷを使って乗ることができる夜行列車が0となった。

夜行列車を活用すると効率よく遠くへ行ける。これまでは「快速ムーンライトながら」を利用すれば東京から九州の博多や熊本まで3980円で移動することができた(指定券代込み。東京から代々木上原まで東京メトロ、代々木上原から小田原まで小田急利用)。ところが、この夏は山口県の厚狭までしかいけなくなった(ただ、指定券の購入などがいらないので2410円で行ける)。

この夏の時刻表からは夜行の快速・普通列車の姿は消えたが、古い時刻表を見ると、夜行の快速・普通列車が走っている。そこで青春18きっぷが発売された1982年以降の「青春18きっぷで乗ることができた夜行列車」の本数を調査。いつごろから本数が減って夜行快速・普通列車が0本になったのか、その推移を調べてみた。