専門学校生の藤原さん(仮名)は「商品が全部100円だから、簡単な内容かと思い応募しました」と、苦笑しながら話してくれました。

「価格が統一されているからお客様からのクレームも少なくて働きやすい」

「レジは自動でお釣りが出てくる自動釣銭式でミスがなく、ほかの業種と比べても楽」

「実際、コンビニよりは覚えることが少ない」

「うちのお店はポイントカードもなくて、現金支払いだけだからレジも簡単」

藤原さんだけでなく、100円ショップの仕事に対して簡単そうというイメージを持っている人は少なくありません。実際には商品数の多さもあって、もちろんそんなに簡単ではありませんが、オペレーションが複雑化するコンビニなどと比較すると、レジ作業のシンプルさは際立っています。

ワンコインでキリのよい価格設定というビジネスモデルが、自分でも働きやすそうという圧倒的な敷居の低さにつながっているのでしょう。

100円ショップの商品が好きすぎる

「普段よく利用している100円ショップでバイトをしてみたいと思って応募しました。人気商品をいち早くゲットできるのがすごくいいですね。雑誌に紹介されたりするとあっという間に売り切れちゃうので、そうなる前に買っちゃいます」。ダイソーでアルバイトする主婦の加藤さん(仮名)はこう話します。

今や100円ショップに行けば何でもそろう時代です。以前は日用品のイメージが強かった100円ショップですが、現在は便利なだけではなく、化粧品、インテリア、季節の関連商品までいろいろな商品を取りそろえています。最近では雑誌やテレビでも新商品や便利グッズの特集が組まれることも多く、もはや100円ショップなしでは生活できないという人もいるほどです。

デザイン性にも優れているかわいくておしゃれな商品や差別化を図ったオリジナル商品も増えています。おかげで部屋の小物インテリアなんかもそろってしまうようになりました。これらは「高見え」と呼ばれ、100円以上や高級な商品に見えるとしてイメージが格段に向上しました。店舗レイアウトなども工夫がみられ、従来の主婦層のみならず、若い世代にも人気で幅広い層の取り込みに成功しています。