ソニーは11月12日、7年ぶりとなる新たなゲーム機「プレイステーション(PS)5」を発売する。

先代のPS4はゲームソフト販売の半分超がダウンロード販売になるなど、この7年間ゲームを取り巻く環境は大きく変わった。この流れを受けて今回は通常版(税別4万9980円)のほかにディスクドライブを省き、値段も1万円安くした「デジタルエディション」(同3万9980円)も販売する。

読み込みの高速化や、リアルな触覚を追求したコントローラーなど、性能を強化したPS5の戦略とは何か。ソニーのゲーム事業を手がけるソニー・インタラクティブエンタテイメントのジム・ライアンCEOに聞いた。

予約台数はプレステ4を上回る

――いよいよPS5が発売になります。

5年以上の長きにわたって多くの人が関わって開発してきたPS5がいよいよ発売される。私自身、これまですべてのPSの発売に関わってきたが、今回のPS5発売はソニーの歴史の中でも一番大きなステップアップだと考えている。

それにはいくつも理由がある。ひとつは感覚面での強化で、これは例えば3Dオーディオだとか、コントローラーからリアルな触覚を得ることができる「ハプティックフィードバック」だ。もう1つは、これまでにないほど高品質なゲームソフトが用意できたということだ。

さらに、世界的なパンデミックが起きた2020年に発売できるということにも大きな意味がある。今年度(2021年3月まで)に販売するPS5の台数は、2013年のPS4(初年度販売760万台)よりも多くなるだろう。

――予約状況などを見て、顧客からの手応えはありますか。

需要は非常に強い。例えばアメリカで予約が始まってから、最初の12時間で注文された台数はPS4のときの最初の12週間と同じ台数になっている。

――抽選に外れてしまった人もいる。そうした人たちはPS5をいつごろ手にすることができますか。

現在生産枠を非常に大きくしていて、最大限の努力で生産している。在庫は12月以降もずっと補充できるようベストを尽くしているところだ。