これが96%以上だと「軽症」、93〜96%で「中等症Ⅰ」、93%以下で「中等症Ⅱ」となります。「重症」は酸素飽和度だけではなく、人工呼吸器が必要か、またはICUで濃密な治療が必要かなどで判断されます。このように、酸素飽和度が96%を下回らない限りは、いくら高熱であっても「軽症者」に分類されます。

この酸素飽和度は、パルスオキシメーターという機械で測定が可能です。2020年10月に施行された、入院対象者に対する政府方針の変更で、高熱があっても必ずしも入院できるとは限らなくなりました。つまり、発症してすぐに入院というわけではなく、都道府県が用意した施設での宿泊療養、もしくは自宅療養が必要になることもあるのです。そのため、容態の変化を測るパルスオキシメーターを自宅に用意しておく必要があるかもしれません。

軽症者は特別な治療をしなくても回復していくことが多いとされますが、マスクの着用や手洗いを励行しましょう。また、人との接触はできるだけ避け、同居家族がいる場合は生活空間を分けます。また、軽症と診断されても容態が急変することもあるので、油断してはいけません。

中等症は2つに分けられます。「中等症Ⅰ」は息切れ、肺炎所見があっても呼吸不全がなく、「中等症Ⅱ」は酸素投与が必要で呼吸不全の場合です。どちらの場合でも肺炎の症状がみられます。

そして、65歳以上の高齢者や糖尿病、高血圧、肝硬変などの基礎疾患を持っている人、骨髄・臓器移植をした人は、重症化のリスクがあります。また、妊婦や喫煙歴のある人などは重症化しやすい可能性があるといわれています。注意してください。

自宅療養で必要なものとは…

もし感染してしまったら、買い物に出ることはできません。ここでは、自宅療養をしなければならない場合に、どのようなものが必要になるのかについて考えます。

まず、食料品です。食欲がなくても食べられて、必要なカロリーが摂取できるものが必要です。レトルトのスープやおかゆ、ゼリー飲料、チョコレートなどもあったらよいでしょう。スポーツ飲料も必要です。また、少し食欲が回復したときのために、インスタント食品や缶詰なども用意します。