ミーティングやデートの待ち合わせなどで電車を使うとき、予定の電車にあと1歩のところで乗り遅れてしまった。あわててすぐ後の列車に乗ったものの、出発時は数分の遅れだったはずなのに着いてみると数十分もの遅れに拡がっていた……そんな経験はないだろうか。

筆者は子供の頃、母に「1本乗り遅れて、その数分後に来た列車に乗ったとしても、遅れが30分に拡がることがある」などと言われて約束の1時間前に着くように家を出ることがあり、どうも釈然としなかった。だが、さすがに1時間前に着く必要はないにせよ、「1本逃すと実はそうとう遅れてしまう」というケースは実際に存在する。

一体なぜそんなことになるのか。そんな「乗り遅れたらヤバい列車」の例を、すぐ後の列車乗った場合とともに紹介していきたい。

2分後の列車で追いかけられるが…

まずは筆者の友人がツイートしていた例を紹介する。友人はJR横浜線の快速で八王子から横浜へ行くところだったが、これに乗り遅れてしまった。日中、同線の八王子駅からは快速と各駅停車が10分ごとに交互に発車するが、快速の10分後に出る各停は途中の中山駅で後続の快速に抜かれてしまう。結局、八王子を20分後に出た快速に中山で乗り継ぐことになり、出発時は10分だった遅れが20分に拡大してしまうのだ。

これはシンプルな例で、同様の路線は各地にあるだろう。「次の急行まで待っても同じ」というパターンだ。だが、複雑な運行形態の路線だともっと大変なことになる。

その例が湘南新宿ラインだ。新宿から小田原へ行く場合、新宿毎時00分発の特別快速小田原行きに乗るのが一般的だろう。しかしこれに乗り遅れると悲惨なことになる。

後続列車を使う場合、毎時00分発の特別快速小田原行きの2分後に相鉄線直通の列車がある。これに乗って武蔵小杉で3分後に来る横須賀線へ乗り継ぎ、さらに戸塚で3分後に来る東海道線普通列車へ乗り継げば小田原へ行くことができる。一見すると乗り換えの待ち時間が少ないので速く楽に移動できそうだ。