命の危機にさらされる在日ミャンマー人の男性が語ることとは?

外国人を安全に保護すべき入管施設で1997年以降、搬送先での死亡を含め20人以上の死者が出ている。

そのような状況を正すべく提案されたはずの入管法改正案に抗議が集中し、国会審議はストップ。著名人が記者会見を開き、廃案を求める事態になっている。

このニュースをシェアルームのテレビで見つめる人がいる。在日ミャンマー人のハンウィントンさん(49)だ。

ハンさんは少数民族カレン族の出身。1988年に起きたクーデターの後、国軍から離脱した軍人を町でかくまった。そのため住民は次々と捕えられ、父も長期間投獄された。当時18歳だったハンさんは祖父母の勧めで故郷を離れた。

難民申請4回はすべて受理されず…

自分で作った横断幕を持ってデモをするハンさん(中央)

たどり着いた日本で難民申請をすること4回。いずれも認められなかった。不法滞在者として入管施設に収容されたこともあった。

今年1月、仮放免中のハンさんに入管の職員はこう語ったという。

「この先ビザが出なかったら、入国警備官に連れられ、飛行機でミャンマーに返されるよ」

翌2月、祖国でクーデターが発生した。

ハンさんのように在留資格がなく、送還の危機にある在日ミャンマー人は少なくとも数百人とみられる。現在は在留資格があっても、在留期間の到来により帰国が義務づけられている技能実習生などを含めると、その数は数千人にふくれあがる。彼らの身はどうなるのか。