女子大では、卒業生1000人以上の女子大の中で11年連続トップを続けている昭和女子大学が14位で最上位となった。その他、東京家政大学(17位)、安田女子大学(31位)、椙山女学園大学(38位)、武庫川女子大学(42位)、実践女子大学(49位)などがランクインしている。

女子大は、航空業や観光業、旅行業など特定業種の採用抑制や、事務職の採用減少などの影響を受けやすいこともあり、表中の13大学中、半数近い6大学の実就職率が3ポイント以上の減少となっている。

ランキング中の難関大学に注目すると、旧帝大に東京工業大学、一橋大学、神戸大学を加えた難関国立10大学では、一橋大学(20位)と東京工業大学(57位)といった、文系と理工系それぞれのトップ大学が肩を並べた。総合大学では名古屋大学(85位)がトップ。

以下、九州大学(101位)、神戸大学(121位)、北海道大学(132位)、大阪大学(142位)、東北大学(149位)の順となった。京都大はランク外の167位。東京大学は現時点で実就職率を公表していない。

問われる大学の就職支援体制

早慶上智、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)、関関同立(関西大、関西学院大、同志社大、立命館大)といった難関私立大では、関西学院大学が56位で最上位となった。

次位は首都圏の大学でトップの中央大学(84位)。以下、明治大学(86位)、関西大学(94位)、法政大学(99位)、青山学院大学(104位)、同志社大学(115位)、慶應義塾大学(120
位)、立命館大学(122位)、立教大学(125位)と続く。早稲田大学(157位)と上智大学(158位)はこのランキング表では圏外になっている。

難関国家試験合格を目指して勉強を続ける卒業生や、国内外大学の学部への進学、起業などは、実就職率の進路決定者に算入されない。こうした多様な進路を選択する学生が多いことが、難関大の実就職率が上がりにくい要因となっている。もちろん、就職先は有名企業が多く、ランキングの順位は低くても、自己実現の可能性が高い大学であることに疑う余地はない。

リクルートワークス研究所によると、今回の集計結果の1つ下の学年にあたる2022年卒の新卒求人倍率は2021年卒並みの1.50倍となっている。コロナ禍で募集が停滞している業種はあるが、求人数は十分にある。こうした状況で実就職率を上げることができる大学はどこなのか。大学の就職支援体制が問われることになりそうだ。