ベントレーモーターズジャパンは11月2日、2016年から販売されている高級SUV「ベンテイガ」にハイブリッドモデルを追加し、11月から国内9つの販売店に対するデリバリーを開始すると明らかにした。コロナ禍による影響を受け、同社にとって2年ぶりのメディア・イベントとなる報道発表会が同日、実施され、その実車が日本初公開された。

ベントレーといえば、イギリスを代表する最高級スポーツカー・ブランドであり、大排気量エンジンによる圧倒的なパワフルさや、内外装に施される職人の巧みな手仕事を強みとしてきた。

発表会では性能や内外装のことは後回し

しかし今回の発表会では、本社CEO、アジア太平洋地域ディレクター、日本法人社長らによる挨拶を含む冒頭の30分が、国内外における好調な販売状況と、ベントレーの環境対応を含むさまざまな観点のサステイナビリティに対する取り組みに割かれた。馬力とか内外装の贅沢さといった話題は、まったく後回しなことが印象的であった。

販売実績については、アジア太平洋地域における2021年前半期の売り上げが前年比4割増であり、日本市場も1〜9月において前年同期比44%増と絶好調、2021年通年の販売台数が初めて600台を超える見込みとした。

環境対応に関しては、本社クルー工場に大量のソーラーパネルを導入して、車両製造に必要な電力の100%を太陽光発電で賄えるようになったこと、同工場で緑化や養蜂、水資源消費削減による環境改善に取り組んでいること、使用済みマグネットからレアアースのリサイクルを開始することなどを説明。

2023年までにすべてのモデルにハイブリッド車を導入し、2025年には電気自動車(BEV)を発売、2026年にはプラグイン・ハイブリッド車とBEVのみのラインナップとし、2030年以降はBEVしか販売しないという、本社が昨年末に発表した戦略「ビヨンド100」が順調に進められていることも強調された。