キャンピングカーは、近年のアウトドアブームに後押しされていることと、コロナ禍でも「密」を避けてレジャーを楽しめることで、依然人気が高い。中でも、最近は30〜40代のファミリー層を中心に、車両をレンタルするユーザーも増加傾向にある。だが一方で、レンタル車両のユーザーには、はじめてキャンピングカーを運転する層も多く、事故の増加が懸念されている。

そんな中、レンタル専用モデル「クレステッド アイビス(CRESTED ibis)」を開発し、アウトドア系イベント「アソモビ2021 in Saitama」(2021年10月16〜17日・さいたまスーパーアリーナ)に展示したのが「日本特種ボディー(以下、NTB)」だ。

同社は、いすゞ自動車(以下、いすゞ)からキャンピングカー専用シャーシ「ビーカム(Be-cam)」の供給を受ける国内唯一のコーチビルダー(キャンピングカー生産メーカー)。高い信頼と実績を誇る同社が手掛けた新型車は、そのシャーシを使うことで「日本で一番安全」なレンタル用キャンピングカーに仕上がったという。

その特徴や一般的な車両との違い、レンタル業界に新規参入する理由や業界の問題点などを、NTB代表の蜂谷慎吾氏に伺った。

レンタル専用車両「クレステッド アイビス」の仕様

同社フラッグモデルと言えるキャンピングカー「サクラ(SAKURA)」。こちらはレンタル専用モデルではなく、一般的な市販モデルとなる(筆者撮影)

埼玉を拠点とし、約7年前に設立されたNTBは、比較的新しいコーチビルダーだ。同社が製作するキャンピングカーは、品質や快適性、安全性などに定評があり、特に同社のフラッグシップともいえる「サクラ(SAKURA)」は、前述のいすゞ製ビーカムをベースとし、優れた走行安定性を実現。衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」や車線逸脱警報「LDWS」などを搭載することで、安全性能も高い。

サクラのダイニングスペース(筆者撮影)

加えて、広々とした室内は、ダイニングやキッチン、ベッドなどを備え、高級感も満点だ。155Wの大容量ソーラーパネル4枚やリチウムイオンバッテリーによる高効率な充電システムにより、家庭用クーラーも使えるなどで、快適にアウトドアや旅を楽しめる本格仕様だ。