君子は人の美を成して、人の悪を成さず

友だちなら、その子のいいところはどんどんほめてあげよう。誰かに親切にしたり、何かに一生懸命取り組んでいたり。そんな友だちの行いに感心した時は「かっこいい」「すごい」って声をかけよう。

いいことをするのは、結構照れくさいものだ。そんな時に、心ない人から「いい子ぶっちゃって」なんてちゃかされたら、友だちはいやな気持ちになってしまう。だからこそ、いいところは気軽に「いいね」ってほめよう。

もちろん、人にはいいところだけではなく、悪いところもある。でも、それをくどくど言うと、おたがいにいやな気持ちになってしまうよね。悪いところは、そっと教えてあげるといいね。

己の欲せざる所は人に施すこと勿れ。

「自分がされていやなことは、人にしてはいけません」

きっと小さいころから何度も言われ続けてきたことじゃないかな。

簡単そうに思えるけれど、守るのはなかなか難しい。もちろん、友だちをたたいたり、友だちの目の前で悪口を言ったり、「そんなことはしないよ!」という人がほとんどかもしれないね。

でも、その場にいない子の悪口を言って、友だちと笑ったことはないかな? めんどうな役目をこっそり人に押しつけたことは?

人は、自分のいやな気持ちにはよく気づくけれど、相手の同じ気持ちには知らんぷりしがちだ。だからこそ、孔子先生のこの言葉は、人が守るべきルールとして長い間大切にされてきたんだね。