年明け以降の北朝鮮のミサイル発射実験の激しさは、同国の核開発プログラムの事情通をも驚かせている。

モントレー国際大学院不拡散研究所の上級研究員であるジョシュア・ポラック氏は取材に対し、「北朝鮮は核開発を加速させている」と話す。ポラック氏は、北朝鮮の金正恩総書記が労働党中央委員会総会で行った新年の演説を根拠に、実験は「私が予想していたよりも早く始まり、速いペースで進んでいる」という。「彼はアクセルを踏み込んだだけでなく、以前は日常的に立ち会っていた実験にもまた顔を出すようになっている」。

1年前の党大会で話していたこと

実験がエスカレートしているのはなぜか。これは、1年前の金正恩の党大会での演説で示された、北朝鮮のミサイル兵器開発計画の長い弧の一部だという分析がある。

金正恩は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)、極超音速ミサイル、戦術核兵器、弾道ミサイルを発射できる潜水艦など、開発すべき兵器の「希望リスト」を提示した。ポラック氏は、金正恩が「依然として軍事的近代化プログラムを追求している」ことを明らかにしたと言う。

言葉による示威に続いて、昨年秋には鉄道発射式の短距離ミサイルの一連の実験が行われた。このミサイルは探知が難しく、アメリカや韓国、日本による先制攻撃から切り抜けられるように設計されている。